第12話 UC.0079.09.22<ルナ2基地>
ようやくルナ2へ辿り着いた。
丁度、入れ違いでホワイトベースとすれ違った。
ソフィ 「よかった。みんな無事だったのね。」
ジャック 「だから言ったろ、優秀なパイロットだから大丈夫だって。」
だが、ルナ2に着いてホワイトベースのクルーがほとんど死亡したことを知った。テストパイロットも、ほとんどが機体に乗り込む前に死亡し、民間人がモビルスーツを運用しているという。
ワッケイン 「ジャック=マクダウェル中尉、ソフィ=フェアレル技術中尉、ウォーレン=ハードナー少尉、キム=アデル曹長、報告はジャブローから聞いている。司令のワッケインだ。」
ジャック 「ワッケイン少佐、お久しぶりです。またルナ2に戻ってまいりました。よろしくお願いいたします。」
ワッケイン 「あぁ、どうやら私は運が悪いようだ。これ以上厄介ごとは起こさんでくれよ。」
ホワイトベースを狙って、ジオン軍が潜入し結果としてマゼラン級が1隻オシャカになったらしい。
ワッケイン 「諸君らが運用予定の艦だが、暫くは届かないそうだ。従って、今回乗ってきたバミューダを改造して、モビルスーツの運用が出来るようにする。バミューダ改造中の間は、ルナ2周辺で訓練を行ってもらう。」
ソフィ 「あの・・・司令、ホワイトベースから試作機のデータは?・・・」
ワッケイン 「うむ、受け取っている。整備用ハンガーを用意してあるから自由に使いたまえ。以上だ。」 モビルスーツ整備用ハンガー。元々はセイバーフィッシュなどの航宙戦闘機ハンガーを改造してある。そのせいか?モビルスーツを立たせて整備することは出来ない。高さがないのだ。
ジャック 「じゃあ、早速機体チェックを済ませて訓練に入るか・・・」
ソフィ 「まだ駄目よ。ホワイトベースから受け取ったデータを引き継がないと。」
ウォーレン 「訓練の後でもいいんじゃないですか?データなんて・・・」
ソフィ 「ホワイトベースは、民間人とはいえ実戦を経験したそうよ。使えないデータもあるでしょうけど、教育型コンピュータに反映しないと。それに、亡くなったヴェルツ大尉達が残してくれたテストデータも・・・」
ジャック 「どの位かかるんだ?その作業は。」
ソフィ 「データのチェックで2時間てとこかしら?その後制御系を変更することになるから、半日はかかるわね。」
キム 「じゃあその間、僕達はお休みですか?」
ジャック 「いーや、俺達はバミューダから物資の搬入の手伝いと・・・筋トレだ。宇宙じゃ鍛えとかないと、すぐなまっちまうぞ。」
・・・6時間後。
ウォーレン 「ふー、ようやく終わったぁ。」
ジャック 「さて、そろそろソフィの方も終わった頃かな?」
ソフィ 「RGM-79は、動かせるわよ。RX-77はもう少し時間が掛かるわ、火器管制システムが複雑だから・・・」
ジャック 「了解。じゃあRGM-79だけで訓練を開始する。と言ってもルナツー周辺を飛んで、シミュレータと実際の動きとの違いを実感してもらうだけだがな。」
ウォーレン 「そんなに違いますかね?」
ジャック 「シミュレータでは、どんな動きをしてもGを感じないからな。じゃあウォーレンから乗るか?とりあえず、発進したら全速で直進し、反転して制動する。そしてここまで戻ってくるだけだ。」
ウォーレン 「それじゃ・・・行きまーす。・・・全速で・・・反転っと。」
ジャック 「ウォーレン!戦闘機じゃないんだ。旋回じゃなく反転だ、反・転。」
ウォーレン 「りょ、了解。どうも戦闘機のクセが抜けなくって・・・反転っと。うぉっ、とっとっとバ、バーニア・・・おわぁー?!」
ジャック 「キムもよーく見とけよ。反転して制動に失敗すると、ああやってGをまともにくらうことになる。ウォーレン、もう一回だ。さっき物資搬入でランドムーバ使ったろ?あの感覚でやるんだ。」
キム 「さっきの物資搬入も訓練だったんですね。」
ジャック 「んっ?、あれは訓練じゃなく、本当に人手不足だったからだ。」
ジャック 「よーし、ウォーレン。キムと交代だ。デッキに着地するときバーニアを吹かし過ぎるなよ。」
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